2014年3月22日土曜日

まちづくり!江古田ミツバチプロジェクト~都市養蜂のメリット~

3月15日、東京都練馬区江古田でおこなわれている「江古田ミツバチプロジェクト」に参加させていただきました。

江古田ミツバチプロジェクトは官・民・学(練馬区、市民・商店街、大学)が協力して養蜂をおこなっている市民運営の団体で、平成22年(2010)から活動をはじめたとのことでした。
みつばちの巣箱
「江古田ミツバチプロジェクト活動概要」
1.ミツバチの飼育と採蜜
2.花いっぱい運動など、ミツバチの活動しやすい地域づくりと、まち環境の向上
3.ハチミツによるブランド品づくりと、まち・商店街の活性化
4.ミツバチの活動を含む環境教育の推進
5.子どもから大学生、一般市民まで含む交流の促進とコミュニティーの回復

行政(練馬区)から助成金をもらい、武蔵大学に場所を提供してもらい、市民がミツバチの世話をしたり、蜜がとれる花を植えたり、そして出来た蜂蜜をつかった特産品を地元商店街と協力して販売するという活動です。

みなさんも銀座や渋谷で養蜂を行っているというニュースをみたことありませんか?こういった都市部でハチを飼うことを都市養蜂といいます

農村での養蜂にくらべ、都市部のほうが蜜がとれる花や果樹が街路樹や庭木に多いこと、人が多いために農薬をつかっていない樹木が多いため、養蜂に適しているのだそうです。
江古田の巣箱をおく建屋。見学しやすいよう窓もあります。
都内で、都市養蜂を行っている市民団体(※個人、専門養蜂は含まず)
工学院大学みつばちプロジェクト 八王子市
花とみつばちプロジェクト 町田市 (玉川学園)
くにたち蜜源ガーデン 国立市
江古田みつばちプロジェクト 練馬区
渋谷みつばちプロジェクト 渋谷区 (株式会社ラベイユ)
原宿ミツバチ 渋谷区
(原宿スイーツコロンバン:原宿本店サロン屋上、渋谷コロンバンビル屋上)
自由が丘 丘ばちプロジェクト 目黒区
(自由が丘商店街振興組合)
銀座みつばちプロジェクト 中央区
B-Bee Project 中央区 (八重洲ブックセンター)
江東みつばちプロジェクト 江東区
短大のゼミでつくったミツロウソク

さて、都市部が養蜂に適していることはわかりました。

では、養蜂を都市部で行うことで得られるメリットは何でしょうか。


環境指標生物であるミツバチを飼育することで自然環境を見直すきっかけになる

ハチミツ、ミツロウをつかった商品の販売で町おこし

蜜源となる花樹を増やすことで緑化を推進
耕作放棄地の活用
⇒蜜源ガーデンとして利用
⇒クローバー、レンゲなど緑肥植物を利用すれば土質を保持しやすい

近隣住民、学生、行政とのつながりができる、コミュニケーション促進
ビル屋上の緑化、飼育場所の提供など有効活用

 つまり、ミツバチを中心におくことで、街に緑が増え、人が集い、同じ関心をもった人同士でのつながりができる、商品をつかった町おこしもできる、ということになります。

養蜂をおこなうためにはある程度の人員確保と、飼育場所が必要になります。
個人でも養蜂は可能ですが、区や市から助成金がでないか、協力してもらえる団体がないか調べてみてはいかがでしょう^^


参考リンク
みつばち百花
週末養蜂家のニホンミツバチのおいしいはちみつ